年に一度の健康診断。 案内用紙には「受診の10時間前から食事を控えてください」と書かれているが、自分の場合は違う。
受診の48時間前から、ほぼ断食モードに入る。
理由はシンプルで、「記録される体重を1グラムでも最小限にしたいから」だ。
もちろん、完全な水だけの断食は厳しいので、途中で煎餅を1枚かじったり、レタスをつまんだりして気を紛らわせる。けれど、基本は胃の中を限界まで空っぽにするストイックな2日間を過ごす。
今回の目標体重は「49kg」。 そして運命の測定結果は……「50kg」。
悔しい、あと1kg届かなかった。けれど、48時間の修行を終えた解放感の方が勝っていた。
健診後の「ご褒美グルメ」という儀式
健康診断が終わった後は、「自分が今一番食べたいものを解禁する」と決めている。
健診会場が新宿近辺ということもあり、毎年のように普段なら新大久保へ繰り出して食べ歩きを楽しむことが多い。
「ジョンノ屋台村」の甘辛いタッカンジョン(あの味付けは何なんだろう、中毒性が高すぎる)を頬張り、食後には「POPO(ポポ)」で出来立て熱々のあんこホットクを食べる。韓国のおやつ・ホットクのモチモチ感とあんこの甘さは、断食後の身体に染み渡る最高の味わいだ。新大久保は行くたびに新しい発見があって本当に飽きない。
しかし、今回は新大久保の誘惑を振り切り、別の場所へ向かった。
久しぶりの「天下一品」で胃袋が叫ぶ
向かったのは、久しく行っていなかった「天下一品」だ。
東京にあった店舗数も少なくなってしまったが見かけると食べたくなる。
48時間の空腹を経て、自分の胃袋が求めていたのは、あのおなじみのドロッとしたスープ。 迷わず注文したのは、「こってりラーメン + チキン南蛮定食」。
濃厚なこってりスープを一口啜った瞬間、身体中の細胞が一気に目を覚ます感覚がした。そこにコッテリチキン南蛮と白米を放り込む。
「流石に断食明けにこれは食べ過ぎか……?」という一瞬の迷いは、一口目のおいしさで吹き飛んだ。 48時間耐え抜いたのだから、今日くらいはいいじゃないか。
自由に食べるからこそ、日々の節約と工夫が活きる
体重測定の結果は惜しくも目標に届かなかったけれど、限界までお腹を空かせた後に食べる天下一品は、どんな高級料理よりも美味しかった。
普段は自炊や節約を意識して質素に過ごしているからこそ、こうした「ここぞ」というときのご褒美が何倍も贅沢に感じられる。
また明日から少しずつ調整しつつ、次は何を食べに行こうかと考える時間が、日々のちょっとした楽しみになっている。良いダイエット方法だとも思う。健康診断は毎年ほぼ±1,2キロあたりの結界。外食自体も基本は控えるので。
家でもあの味に少しでも近いものを食べたい、とやはり思う。
【おうちで楽しむ天下一品・ご当地ラーメン】
店舗に行けない日や「あの濃厚スープが急に飲みたくなった」というときは、通販や有名ラーメン店の宅配サービス(宅麺.comなど)を活用するのもおすすめです。


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